ブラックマトリクス２ 世界背景
創世
その世界は三つに分かれていた。
「大天使長」率いる白き羽の者「天使」が暮らす、光に満ちた「天界」。
羽の持たないヒトが暮らす、光と闇が共存した「人界」。
「魔王」が統べる黒き羽の者「魔族」が暮らす、闇に閉ざされた「魔界」。
これらは独自に世界を作り、互いに干渉することなく、
平穏と均衡を保ちながら存在していた。
・・・だが均衡は突如破られる。
人界に住むヒトが自らを「人間」と名乗り、
「正義」を掲げて、突如魔界への進行を開始したのである。
聖戦という名の戦い
「聖戦」と名付けられたこの戦いは激烈を極め、
その末に「人間」は「魔族」の生命の源である「魔王」を打ち倒した。
「魔王」の死により「魔族」達はその力のほとんどを奪われ、
「魔界」そのものも壊滅的なダメージを負ってしまう。
ジェネラルの復活
魔界を襲った人間軍の進行・・・・・・。
その影には、彼らが「天使」と称える白き羽の者達があった。
疲弊した黒き羽の者達に追い討ちをかけるが如く、
再び開始される人間軍の魔界侵攻。
しかし今、一人の黒き羽を持つ者が復活する。
その名はジェネラル・テンペスト“レイジ”
すべての記憶を失った、魔王ジーナローズの弟・・・。
この物語は彼の復活から幕を開ける・・・。