「狂気」

 

あの空はなんで透明でいられるの?
私はこんなに汚れているのに。
あの山はなんで青々としているの?
私は心は荒れているのに。

私を汚したのは誰?
私の心を荒れさせたのは誰?

誰でもありはしない。
私のせい。
私の?
私のせい?

何故私は私なの?
私は私に一番近いのに
私は私になりきれなかった。
私は私から遠かった。

私が私になれないのは何故?
私が私でないのは何故?

理由などありはしない。
私のせい。
私の?
私のせい?

苦しくて
苦しくて、苦しくて、
それでも私は考える。
私のせい。
私の?
私のせい?

一つの狂った歯車が
私のすべてを狂わすの。
狂気と正気の狭間で揺れ動く私が
私には見えるの。

そう、なにかが…


これは南雲晟さんのサイト「MirtoanSea」のリニューアル記念にもらった詞です。
狂気で揺れ動く人が悩み苦しんでいる様子がよく分かります。
人というのは自分を見失ってしまう。
時にはとんでもない過ちを犯してしまうことがあります。
「自分」という存在は自分自身が一生付き合わなくてはいけないものです。
そして、その「自分」を変えるのは、外部の影響を受けた自分自身なのです。
いや〜、いろいろ考えさせられました。
南雲さん、素敵な小説をありがとうございます。
また機会があったら送って下さい。

 

プレゼントTOPに戻る         TOPに戻る