人に関わる全ての物には、必ず闇の部分が―望むと望まざるに関わらず―存在する。
文化や社会といった巨大な物から、家族、友人、個人の中にでさえ巣食うのだ。
銀河の海を渡りきった惑星移民も、人間である以上変わりはしない。
人類と金属生命体ゾイドが共存する惑星Ziには、少し前までBD団という組織が存在した。
彼等は、ゾイドバトルを取り仕切るゾイドバトル連盟・通称ZBL(Zoids Battle League)に反旗を翻したのだ。
多額の賞金を餌にルール無用のダークバトルをしかけ、敗北したウォーリアーからはゾイドを没収する。
ハイリスク・ハイリターンという、一種の賭けにも似た闇バトルは一部の人間の間で人気を博していた。
組織の規模では適わないZBLに対し、ゲリラ的な活動を展開、富豪相手のギャンブル経営によって活動資金を得ながら活動を続ける。
その集団は世間一般上、確かに『悪』であり、結果として『正義』によって屠られた。

 

「闇を討つ闇」
〜あるBD団員のその後〜

 

眼下には、現在の惑星Ziにおいてはさして珍しくない光景が広がっている。
乾いた大地に並ぶ岩石群。
身を寄せ合うように茂る緑。
砂を含んだ風が渦を巻いて踊っている。
ゾイドバトルのフィールドに指定された地域には、民家はおろか建造物の類は一つも無い。
目に付くものと言えば、古くなったクレーターが幾つか覗いてくる程度。

見渡す限りの荒野にそびえる巨岩の頂きに、僅かな揺らぎがあった。
自然界では起こりえない、幻想的な光。
光学迷彩による太陽光の屈折だ。
薄ぼんやりと浮かび上がる輪郭は、小型の恐竜型ゾイドを成している。
その四方を囲むように、円筒形をした光学迷彩展開装置が埋まっていた。
迷彩処理能力は低いが、持続力はかなり長い。
主に軍隊や警察の特殊部隊等で使用されている代物だ。

風が吹くと輪郭が際立ち、多少は見易くなった。
揺らぐ輪郭がガンスナイパーの物だと見極めるまでには、暫く時間がかかるだろう。
ただ、通常と比べると無骨なシルエットで、尾の長さは二倍ほど長く、ライフルの口径も一回りは大きい。
一目で分るカスタム機だった。
それも、かなり極端な。

ガンスナイパーは踏ん張った両足のアンカークローを固定し、既に狙撃体勢に入っている。
そのコックピットでは、腹這いになった男がスコープを覗いていた。
動き易そうな作業着風の服に身を包み、エバー・グリーンで染め上げたバンダナを額に巻いている。
蒼みがかった黒髪が呼吸に合わせて揺れる。
喜怒哀楽といった人間らしい表情はなりを潜め、真っ直ぐに一点を見る蒼い瞳は静まり返った水面を連想させた。
元BD団構成員、アルデバード・ハスコック。
それが彼と他人を区別する最小単位だった。

レティクルの中心には、シルバーホワイトのジャッジマンが佇んでいる様子が映し出されている。
アルデバードはトリガーに掛けていた指を静かに離す。
長時間同じ体勢をとっていた四肢を僅かに動かす。
体重移動をして血流を確保するためだ。
ターゲットまでは直線距離にして約8300m。
生身の人間が行う狙撃では考えられない超長距離だ。
ゾイドによる仕事だとしても、比較的長い距離ではある。
だが、改造されたスナイパーライフルの有効射程に収まっているので特に問題はない。
そして、凡そ狙撃に必要なデータは、人工衛星と連動したコンピュータが示してくれる。
風向き・気温・湿度・リードの取り方・標的の移動速度…、人による狙撃では観測員が必要となる場面だろう。
超長距離狙撃における難点といえば、実弾ゆえに着弾までに時間が掛かるということか。
一昔前とは違い、道具の使い方さえ理解すれば、素人にでも命中させることはできる。
素人とプロフェッショナルの違いは、戦場で成果を上げられるかどうかの一点である。

アルデバードは少し、スコープの倍率を下げた。
視界が広がり、闘いを待ち望んで唸りを上げる―この距離では音は聞こえないが―ゾイド達が見て取れた。
ゴジュラスMk‐Uを旗艦として、カノンフォートとライトニングサイクスで両脇を固めた、チーム・ザファータキエ。
それに対峙するのは、ディバイソンを旗艦として、コマンドウルフとダークホーンを引き連れたチーム・テルツェット。
双方共にバランスの取れた良いチームだ。
Aクラスの中でも中々の好カード。
何も起こらなければ、手に汗握る闘いを見ることができるだろう。
…結論から言えば、それはあり得ないことなのだが。

アルデバードの左眼が時刻を見る。
もう数十秒でバトル開始の時間となっていた。
すると、先程と同じ所まで倍率が拡大される。
再びジャッジマンが大きく映し出された。
額のモニターには数字の0982が表示され、今まさにゴングが鳴ろうとしている。
現場の空気は緊張の度合いを深めたようだった。
そして、ジャッジマンの腕が交差した瞬間、視界に黒い影が現れた。
激しい轟音と衝撃が渦巻いている。
土煙が視界を覆い尽くし、何も見えなくなる。
が、アルデバードに動じた様子は微塵もない。
影の正体も目的も熟知しているからだ。
更に言えば、彼にとっては随分と見慣れた物だった。

「あれを狙うことになるなんて皮肉なものだ…」

自嘲気味に囁く顔にも、これといった感情を見ることはできない。
狩る者の目が鋭く光るだけ。

影の正体はダークジャッジマン。
かつて、BD団がバトルジャックをするために開発した専用のAIロボットだ。
ZBL製のジャッジマンに鋭利な飾りを付け、凶暴そうなシルエット。
黒く配色された、いかにもヒールといったデザインをしている。
当然ながら酷く偏った審判しかしない代物だ。
それとほぼ同じ物を、今ではDS団が使用している。

サブモニターには、降下してきたホエールキングから出撃してくるゾイドが映る。
音は聞こえないが、今頃交渉と称した脅し文句を喋っているのだろう。
―と、ゾイド達の中に一際目立つ機体が見えた。
群れるレブラプターが織り成す、紅い帯に屈しない一点の白銀。

「…白いセイバータイガー…白虎か」

任務中のアルデバードにしては珍しく、言葉を漏らしながら記憶を探る。

「…チーム・スイフト。
となると『ナイトメア』がいるな…。
長居は禁物か」

DS団が現れるまでは、Aクラスの上位チームとして活躍していたチーム・スイフト。
突如として裏切った彼女達には、様々な憶測が飛び交っていた。
金に釣られただの、脅されただの、当時のゴシップ誌は挙って取り上げ、心無い罵詈雑言さえ上がることもあった。
どうであれ、真実は未だ霧の向こうに隠れている。

土煙が風に流されて薄まり、Dジャッジマンの姿がはっきりと見えた。
アルデバードは大きく息を吸い、止める。
手のブレが収り、射手とライフルが安定する。
レティクルの中心に合わせ、照準がミリ単位で調整される。
彼はトリガーを絞りながら、体とライフルが完璧に一直線になる様にイメージする。
狙撃に関して重要な行程を短時間でやってのける。
正にプロの狙撃手の手際だった。

ターゲットを捕捉したことを告げる電子音が鳴る。
ただ一度だけトリガーが引かれた。
独特の手応えがアルデバードの右手に染み入る。
次の瞬間、銃身から旋動された高速徹甲弾が飛び出していく。
桁外れの破壊力を持つ弾丸は、それに見合った反動をガンスナイパーに与えてくる。
アンカーが突き刺さった岩盤がひび割れ、機体が大きく揺れ動いた。
光学迷彩が大きく綻ぶ。
こうなっては、偽装工作(コンシールメント)としての役割は失われるが、問題ない。
狙撃手にとって、多くの場合一度使用した場所には価値が無い。
居場所を特定されたならば、速やかに撤退することが定石だからだ。

数秒後、発射音を遥か後方に置き去りにした弾丸が、Dジャッジカプセルに突き刺さる。
大型ゾイドの装甲を真正面から撃ち抜けるように、特殊な加工が施された160mm弾だ。
大気摩擦の熱と衝撃に耐える特殊装甲であろうと関係ない。
殆ど形が残らないほど吹き飛ばされた動力部は、燃料にでも引火したのだろう。
炎を上げながら爆散する。
Dジャッジマンは断末魔を上げる暇さえなかったに違いない。
もうもうと黒煙が立ち上る中、その場にいる誰も、何が起きたのかわからないまま立ち尽くしていた。
アルデバードはコックピットシートを元に戻すと、ガンスナイパーが岩山を駆け降りていく。
ややあって、数時間ぶりに安定した大地に立ち、ようやく一息つこうとした時、アルデバードの瞳が何かを捉えた。
陽光を呑み込む漆黒の獅子。
シールドライガーDCSは音もなく、気配もなく、現実感のない悪夢の如くそこにいた。

 

――数時間後。
ウルトラシティに影を落とす巨大な権威の象徴。
ZBL本部・ウルトラザウルス。
全長300mを超える巨体は、鎮座するだけで圧倒的な存在感を放っている。
その内部は区画分けされおり、ゾイドの整備や委員会議を始めとした業務を全て賄えるだけの環境が設けられていた。
広く長い廊下がそれぞれの部署を繋いでいる。
人の出入りは激しく、昼夜を問わず忙しさは変わらない。

大きな窓から太陽光が入り込み、無機質な廊下にコントラストを与えている。
その奥まった一室にアルデバードはいた。
部屋の広さは手狭な事務所といったところか。
時計や机といった調度品は高級とまではいかないまでも、丁寧な造りで職人の技が光っている。
壁に掛けられた裸婦画も決して悪趣味とは言えない。
本棚には、それらしいタイトルの本が整然と並んでいる。
部屋の中央に置かれたソファには、半ば埋もれる格好で剃髪をした大柄の男が座っていた。

「よくやってくれた、少尉」

口を開いたのはZBL役員のジョゼフ・J・アースキン。
数多くいる役員の中でも特に鷹派として知られている男だ。
眼光は鋭く、威圧的ですらある。

「…自分はもう軍属ではありません」

「いや、失敬。
つい言い易いのでな」

そう言って咥えていた葉巻を吸うと、虚空に白い煙を吐き出す。

「自ら提案したこととは言え、元BDの人間を使うというのは勇気が要ったよ。
だが、こうして実績を上げてくれるというのであれば話は別だ」

半分も燃えていない葉巻を灰皿に押し付けながら続ける。

「君の任務完了を受けた調査隊、及びダークバスターが現場へ急行。
DS団が撤退し、実質的な被害はジャッジマンとジャッジカプセルのみで済んだ。
初陣としては上出来だよ。
ふふ…これで上司(うえ)も私の提案を認めざるを得まい」

「…それと、あの姉妹についてですが――」

「チーム・スイフトか。
君が接触したという話だが?」

コンピュータの画面には、エリー・スイフト、ミリー・スイフトのパーソナルデータが映し出されている。

「短時間でしたが。
どうやら…我々の予想通りのようです」

「妹が人質になっている、か。
…その話が本当ならば警察を動かす口実になるが、嘘ではないという証拠はあるのかね?」

「まず間違いないでしょう。
白虎…ミリー・スイフトもバトルに出ていましたが、その周りのゾイドの照準は常に彼女に向いていました。
大方、姉がおかしな真似をしないよう、見せしめにしているのでしょうが…。
ただ、今回の証言や映像だけでは証拠能力は低いでしょうね」

「確かに、な。
ふむ…連盟独自で助け出すとなると―」

期待を裏切られた―期待をしていたようには見えなかったが―といった口調で続きを視線で促す。

「今回のように二人同時に現れた場合を狙い、退路を断ち、大部隊で包囲。
第一波攻撃と平行してまず妹を救助。
しかるのち、殲滅戦を展開しつつ姉を救助。
……彼女達の安全を考えると、最善ではありませんが、連盟内の人材を使うとなると他の手は難しいでしょう。
安全性と確実性を求めるなら、諜報員を送り込み、秘密裏に脱出させるという手もありますが」

「…いいだろう。
明日の役員会で議題の一つとして委員長に進言しておく」

 

「さて、今日の一件に関してはここまでだ」

不意に、目を伏せながら、重たい口調で話し始めたジョゼフの顔は、
役員のそれから、アルデバードが初めて会った時の、どこか影を持ったものになっていた。

「私が何故この計画に取り掛かったのか、きちんと話していなかったね」

アルデバードは暫し思案し、口を開く。

「ダークバトルの被害を抑えるためだと承知していますが?」

「それもある。
だが、私にはもう一つ動機がある。
…いや、こちらが本当の動機と言って良いだろう。
…………復讐だよ」

「…復讐ですか?」

「ああ、そうだ…!」

ジョゼフはソファから腰を上げ、窓際へ歩きながら拳を握る。

「私の娘もウォーリアーだった。
気の強い子でね。
小さい時からウォーリアーになるんだってよく言っていたよ。
そりゃ、私も妻も反対はしたさ。
大事な子どもを、死と隣り合わせの仕事に就かせたい親か居るものか。
…それでも、可愛い娘の夢だ。
応援するのが親というものだろう?」

子を想う柔和な表情とは裏腹に、肩は小刻みに震え始めている。

 

「苦労してプロになって、信頼できるチームに入って、これからって思っていた矢先だ。
娘のいたチームがバトルジャックに遭った。
…相手は『毒蛇のシュダ』。
名前は知っているだろう?」

「この間、アスカ・ファローネのコマンドウルフを殺った男ですね。
冷酷で残忍な性格だと聞いていますが」

「…ああ。
奴は戦闘不能になった娘に手をかけた。
その中で砲撃がコックピットを直撃してね。
娘の命は助かったが、パートナーのゾイドは死に、チームは解散、娘も…右腕を失った」

その言葉に、部屋の気温が下がったような錯覚に陥る。

「傷はもう完治してある。
医者が言うには、時間と金をかければ失った腕もどうにか再生できるそうだ。
だがな…今の娘は抜け殻になってしまったよ。
常に何かに怯えた顔をするし…笑わなくなった」

アルデバードの方へ振り向き、複雑な―悲しみ怒り疲れといったものが混ざった―表情を見せる。
事件から今に至るまでの間に、恐らく地獄のような毎日を過ごしたのだろう。
ウォーリアーになることを許した自分を、守ってやれなった自分を責めて責めて責め抜いて、それでもまだ責め足りない…。

 

「今はまだ、バトルジャックの情報を元に待ち伏せし、Dジャッジマンを破壊してダークバトルを無効化させる程度しかできない。
が、いずれ奴等を殲滅できるまでに権限を強化するつもりだ」

そう言うジョゼフの瞳に迷いはない。
強い、何者にも屈しない信念の光がそこにはあった。

「今の私が父親とてやれる事と言ったら、これだけだ。
…私は、組織を利用し、元BD団の君を利用してまで復讐心を満たそうとしている。
…愚かな男だと思うかね?」

「『復讐するとき人間はその仇敵と同列である。
然し赦すとき彼は仇敵よりも上にある』」

「…ベーコン、か」

「ええ、この言葉は正しいと思います。
ただ…人にはどうしても許せない、譲れないこともあります。
自分は、戦場で嫌と言うほど経験しました」

天を仰ぎながらアルデバードが吐いた溜息には、どれほどの悲しみが含まれているのだろうか。

「…何故、私にその話を?」

「…君には何か通じる物を感じたんだ。
だからこそ、数多く居る元BDの中から君を選んだ。
…どうだろう、私の考えを知って尚、協力してもらえるかね?」

「…断る理由もつもりもありません。
自分は貴方に拾って貰いました。
貴方の目的がどうであれ、その恩に報いることが、今の自分の信念です」

「…すまない」

二人は影を帯びた笑みを浮かべ、哀切のこもった視線を絡ませる。

 

一頻り感謝の言葉を述べたジョゼフは感情を奥に隠し、ZBL役員の顔に戻る。
末端を操作すると、秘書らしき女性の声が返事をしてきた。

「私だ。
彼等を通してくれ」

『畏まりました』という返事の後、アルデバードは尋ねる。

「チーム・フーマという名何覚えはあるかね?」

予想外の名前に、アルデバードは一瞬視線を明後日の方向に向けて、

「確か…奇襲などを得意とする、アルタイル直属の部隊だったと思いますが。
それが…何か?」

「先日ある事件がきっかけで、連盟が彼等を捕らえた。
私は彼等にも協力を頼むつもりだ」

「……よく連盟が交渉権を出しましたね?」

「何、その“ある事件”というがミソでね。
上司(うえ)も強くは出れないらしい」

そう言って、ジョゼフは意地悪い笑みを浮かべてみせる。

「そうは言っても、連中も元BD。
素直に応じるとは思えませんが」

「私もそう思うよ。
だが、この機を逃せば警察に身柄を送られ、最悪…刑務所行きだ。
交渉の余地は、充分にある」

ジョゼフ再びソファに腰を下ろすと、二本目の葉巻に火を点ける。

「今は優秀な人材が必要なのだ。
アル、君のようにね」

葉巻の香りが漂い始めると、部屋のインターホンが鳴った。
窓から差し込んでいた夕焼けは、その姿を水平線に隠そうとしていた。

 

ダークバトルに対するカウンターとして、ダークバスターと呼ばれる相互助組織が存在する。
…いや、『組織』と呼ぶには語弊があるかもしれない。
なにしろ、設置されてからまだ一年余りしか経っておらず、最も重要な組織力が未成熟だからだ。
構成員は、志願したウォーリアーや賞金稼ぎから成り、その数は三桁を下らない。
現在までに、一応期待通りの活躍を見せてはいるが、弱味も存在する。
専守防衛という原則のために、常に後手後手に回らざるを得ないのだ。
バトルジャックがあってから初めて、そのフィールドの近隣にいるダークバスターに要請が入る。
どうやった所で、現場に到着するまでには大幅なタイムラグが生まれてしまう。
そのタイムラグを埋めるため、積極的に自衛権を行使するため、ジョゼフ・J・アースキンからある提案がされた。
ダークバスターを専門職とする者達、『カルクルス』の結成である。

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

後書き

最後まで読んで頂きましてありがとうございます。
今回は、私の脳内設定を話にして書いてみました。
あなたがこの後書きをご覧になっているという事は、この話が葉月さんのチェックを潜り抜けたということでしょう。
独りよがりの設定ではないかと不安でしたが。
時間軸としては、「王狼の雄叫び」〜「青い爆撃竜」の間というつもりです。
題名の「闇を討つ闇」の闇は、前者は勿論DS団の事ですが、後者は元BD団員という意味とジョゼフの復讐心を含めています。
このジョゼフの復復讐に関してですが、本当は第三部小説用に考えていたネタでした。
それは、レイヴンに対して復讐心を抱く元共和国軍人、という初期設定である程度まで書いていたのですが、
全く救いの無い話になってしまい、「これは投稿して読んでもらっても楽しんでもらえない」と、
書き掛けていた「闇を討つ闇」に放り込みました。
また、シュダさんを物凄い悪人に書きましたが、この辺りは「王狼の雄叫び」での印象が強かったからです。
外伝として楽しんでいただけたら幸いです。
では、次回の後書きでお会いできると事を祈りながら…。


S.Tさんからいただきました。
連盟の新組織ですか、これはこれは・・・。
確かにダークバスターは後手後手に回るケースが多かったですからね。
しかも殆どがウォーリアーとして活動している者。
この存在がどう物語に影響するか、注目ですね。
あと、シュダ君、何気に悪役になってましたね。
この頃は見境がないですから、かなり残忍だったかと・・・。
この事実を知った時、彼はどうするのか・・・。
「カルクルス」の活躍、期待したいと思います。
S.Tさん、どうもありがとうございました。

 

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