「桜神さんからのおまけ」

 

「もう6年経つのか・・・。お前さんと会ってから。」

「貴方とは色々な賭けをして面白かったですよ。」

私は今、クルーガー少将の家でお茶を飲んでいる。
近頃のガーディアンフォースはある注意人物二人を追っかけてたり、
帝国共和国の事件などを色々と解決させているらしい。

「お前さんがあの『死神』とは思わなかったからな。
今は世間を騒がしてる二人組の仲間か?」

「あはは。そんなものですかな・・・。」

気楽に話しこむ私とクルーガー少将。
6年前の事件以来、時々共和国の首都まで来てこうやってお茶会など開いたりする。

「ところで。またやるか?」

「フ・・・。望む所ですよ・・・。」

この時を待ってましたかと思うくらいに私たちは含み笑いを始める。
月に一回のお楽しみ。

「レイリー!」(私)/[バンフィー!」(クルーガ―少将)

同時に言葉を放つ私たち。

『バカカップ共でも見ましょ!』

そうして部屋の中にあったテレビがいきなり電源が入る。
その画面にはレイヴンとリーゼの姿。

「やった!今回は私の勝ちですね!!」

「ぬう・・・。バンとフィーネではなかった!」

実はこの賭けはあの二組のカップルでやっているのだ。
お父様とお兄様がお亡くなりになって2年。
楽しみといえば
リリスちゃんとカリスさんを使ってのお遊びと
この
クルーガ少将との賭けだけなのである。
この賭けはいたって単純。
月に一度どっちがラブラブかを考えて賭けるだけなのである。
しかしこれが意外と面白いのだ。
バンフィーの場合、イチャイチャすぎている所にトーマがいたり、その他がいたり、
レイリーの場合、二人とも顔を真っ赤にしてたり。
これが面白くないと言えようか!
この賭けこそ私の今の楽しみでもあるのだから!!
しかも今は二組ともGFに入っているので情報が入りやすい。
この前リリスちゃん達が危なかった時はレイリーで

「もう、意地悪なんだから。」

だなんて、もうクルーガーおじ様と大笑い。
(二人とも外道すぎ)
おじ様とは「大佐」とか「少将」など呼びにくいからおじ様といっているのだ。

「というわけでおじ様。
紅茶と写真は私のもので・・・。」

「う〜む・・・。
紅茶はいつものでいいが、写真が手に入らなかったのは残念だ。」

おじ様は残念そうに紅茶をカップに注いでいる。
私は右手に写真を持って面白くそれを見る。
私のパピヨンを使って撮ったレイヴンとリーゼの写真。
時々こうやって隠し撮りをしているのだ。
賭けの賞品として・・・。
おじ様は私の紅茶にお砂糖を入れてくれる。
実は私はお母様とは違ってお塩でなくお砂糖を入れる。
多分フィーネ辺りのお塩の量をお砂糖に変えたと考えればいいかな?
このテレビに映っている二人も私のパピヨン達が取ったのだ。
(私は中身を見てない。
だっておじ様と見たほうがもっと面白いのだ)
まあ、今回はこれでお開きだが、また一ヵ月後にはまた賭けをやろうとする。
次はアームンか?それともあのトーマか?
次回が楽しみだ。

 

追加:良い子の皆も悪い子の皆もまねしないでね!
(誰がするかぁ!!!)

おちまい。


何やってるんでしょうね、バン達が忙しいときに・・・。
しかも、敵と・・・。
しかし、カップリングで賭けをするとは・・・。
何か面白そうですね。
カップルだらけの中のガーディアンフォース。
最近ではカールとレックスというカップリングもありますし。
やれやれ、この中でキースは何を思う・・・。
桜神さん、どうもありがとうございました。

 

戻る